求める

カウンセリングをしているとクライアントさんの共通の問題点に行きつく。

それはみな何かを求めている、ということ。

それがわからないから自分で解決策が見つからずセッション申込みとなる。

 

何を求めているのか?

 

ストレートにそこを聞いても答えは曖昧。

つまり、

何に苦しんでいるのか? 

何を悩んでいるのか?

目の前の問題はみえていても、その先に何を求めているのかはわからないのである。

 

「どうしたいですか?」と聞くと

「現状がつらくて・・どうしていいかわからない」とだけ返ってくることが多い。

ハッキリしているようで、実は漠然としている悩みが多い。

悩みの中身はさまざま。

それは《人間の欲》の数に似ている。

 

ただ漠然と気持ちがスッキリしない、イライラする、思った通りにならない、

などといった問題を解決するだけでは物事の本質は何も変わらない。

心の奥底にある自分が「求めているもの」に気づくのが大事。

今のモヤモヤを吹き飛ばしたいのならそこにフォーカスしていくといい。

なぜ 思い通りにしたいのか?

なぜ 常に不安なのか?

なぜ 自分を信じることができないのか?

なぜ、なぜ、なぜ、、???

 

人は目に見えないものに恐怖や不安を感じてしまうところがある。

心もその一つ。

この世から少しでも恐怖や不安を消していくためにも『心の覗き方』が必要なのかもしれない。

求めるもの。

ひとりひとり違うもの。

 

そんな意識で生きてみる。

きっと違う世界がみえてくる。